-PF- 火炎放射戦車
人類の最も古い攻撃手段の一つである火だが、それは現代に於いてもなお有効な攻撃手段となっている。特に市街地や要塞、森林に立て篭もった兵士に対していくら砲爆撃をしても、完全に一掃することはほぼ不可能だろう。そしてそれを容易に実現する為に、炎で焼き払うという原始的な手段が取られる事がしばしばあった。
ゲームではその火炎放射攻撃の特性を、地形防御効果を無視するという特殊ルールにより見事に再現している。しかし反面でその短い放射距離という問題が攻撃優先度という形で現れており、火炎放射は相手の攻撃を受けてからという事になってしまうのでなかなか使い所は難しい。
生産可
SdKfz251より改良可能
Lv1
移動
速度
燃料
索敵
防御
空防
地防
開発年月日
開発費用
生産価格
半装軌 6 55 2 対甲 0 8 1943.01 1000 400
武器名
対空
対甲
対人
対艦
対潜
空回
地回
射程
命中
価格
装1
装2
装3
装4
火焔放射 0 30 100 0 0 0 1 1 1 6 7 0 0 0
7.92mmMG 5 3 18 0 0 1 2 1 2 2 4 0 0 0
装甲兵員輸送車Sdkfz251/1に火炎放射器を搭載したもので、形式番号はSdkfz251/16。他の火炎放射戦車が戦車師団に配属されたのに対し、これは歩兵師団に配属され歩兵の支援に使用された。
ゲームでは元が元だけに防御力は皆無に等しく、必ずと言っていいほど攻撃が後手になる火炎放射ではかなり不利だろう。こちらが攻撃する前に何両残っているかが問題なので、防御力の低さは無視できない。とはいえ火炎放射戦車の中では唯一新規生産可能なユニットな上、コストも安いので使い捨てと割り切れば非装甲目標に対してかなりの威力が期待できる。

改良のみ
PzKwIID/Eより改良可能
Lv1
移動
速度
燃料
索敵
防御
空防
地防
開発年月日
開発費用
生産価格
装軌弱 6 50 1 対甲 13 15 1941.06 改良のみ 500
武器名
対空
対甲
対人
対艦
対潜
空回
地回
射程
命中
価格
装1
装2
装3
装4
火焔放射 0 30 100 0 0 0 1 1 1 6 3 0 0 0
7.92mmMG 0 3 15 0 0 0 2 1 2 2 6 0 0 0
改良先
タイプ
改良時期
改良費用
PzJagIID PJ 1942.05 150
火炎放射戦車の中でもかなり異例の存在となっている車両。車体はII号戦車の中でも特殊なD/E型を使用しているが、車体上部は完全に新設計となっている。肝心の火炎放射器は車体前方左右のフロントフェンダー上部に装備され、前方を完全にカバーする。
フランス侵攻作戦に備えて開発が進められたが結局間に合わず、独ソ戦に投入されるも広大なロシアに配備されたのは僅か100両余りでしかなく、活躍の場面はほとんど無かった。
ゲームでは改良のみとは言え、最も登場の早い火炎放射戦車となっている。ソ連の歩兵やソフトスキンに対して絶大な攻撃力を持つので、ここぞという時の為にいくつか用意しておきたいところ。また、初めての本格的な対戦車自走砲であるPzJagIIDへの改良が出来るのも見逃せない。

PzKwIIILより改良可能
Lv2
移動
速度
燃料
索敵
防御
空防
地防
開発年月日
開発費用
生産価格
装軌基 5 41 2 対甲 14 30 1943.07 2000 700
武器名
対空
対甲
対人
対艦
対潜
空回
地回
射程
命中
価格
装1
装2
装3
装4
火焔放射 0 30 110 0 0 0 1 1 1 6 10 0 0 0
7.92mmMG 0 3 20 0 0 0 2 1 2 2 6 0 0 0
改良先
タイプ
改良時期
改良費用
StuGIIIG JP 1943.02 250
フラミンゴが期待した戦果を挙げなかった為か、しばらく火炎放射戦車の開発は休止状態だった。しかしスターリングラードの激烈な市街戦により再び火炎放射戦車が注目され、開発は再開した。
III号戦車M型をベースとしたこの車両は外見はほとんどそのままで、火炎は従来通りの旋回砲塔の砲身から放射されるため当然ながら360度全周への攻撃が可能となっている。また装甲もIII号戦車と同等だったため、フラミンゴ等とは比較にならない防御力を確保している。
ゲームでは50mm砲が火炎放射に変わった以外はほぼIII号戦車に準じた性能となっており、それなりに信頼性は高い。また10回もの火炎放射が可能となっており、反撃できない非装甲ユニット(工作車やトラック、牽引野砲等)を狩るのに最適なユニットとなっている。
なお、このゲームではIII号戦車M型は登場しないが、代わりにL型からの改良で入手できる。

ヘッツァー,ヘッツァー42より改良可能
Lv3
移動
速度
燃料
索敵
防御
空防
地防
開発年月日
開発費用
生産価格
装軌基 5 43 1 対甲 9 45 1944.12 2000 600
武器名
対空
対甲
対人
対艦
対潜
空回
地回
射程
命中
価格
装1
装2
装3
装4
火焔放射 0 30 110 0 0 0 1 1 1 6 7 0 0 0
7.92mmMG 5 3 10 0 0 1 2 1 2 2 4 0 0 0
改良先
タイプ
改良時期
改良費用
sIG33/2 UG 1945.01 350
スターリングラード戦の後またも忘れられていた火炎放射戦車だが、前線からの要望はそれなりにあり、アルデンヌでの攻勢を前に今度はヘッツァーをベースに開発が行われた。火炎放射器の装備はIII号戦車型と同様、従来の砲身の位置にそのまま火炎放射器を取り付ける方法で行われたが、この改造が施されたのは僅か20両だったという。
火炎放射戦車の最終進化型だけあって、防御力はかなり強化されている。しかしこの開発時期では相手は必然的に西側連合軍となり、歩兵相手でも火炎放射の前にバズーカで手痛い反撃を食らう事となる。性能自体はそれ程悪くはないのだが・・・。