-FD- 局地戦闘機
大戦後半、連合軍の戦略爆撃に悩まされたドイツ空軍は、使い捨てとも思える超短距離ロケット迎撃機をいくつか開発、採用した。
実際には飛行するだけでも危険な代物だったが、ゲームでは高価なジェット戦闘機の廉価版といった感じで安くて速くてウマイというユニットになっている。航続距離と武器の少なささえ上手くカバーできれば、非常に有用な戦力になるだろう。

新規生産可能
Lv1
移動
速度
燃料
索敵
防御
空防
地防
開発年月日
開発費用
生産価格
航空 17 34 3 対空 80 30 1944.09 7000 1500
武器名
対空
対甲
対人
対艦
対潜
空回
地回
射程
命中
価格
装1
装2
装3
装4
30mm機関砲 120 15 20 8 0 1 2 1 8 5 4 0 0 0
改良先
タイプ
改良可能時期
改良費用
Me163C(事実上不可) FD 1945.04 不明
航空機史上最初で最後の実用ロケット戦闘機"コメート"。現代でさえ準備万端で打ち上げたロケットが爆発するという事は珍しくないというのに、当時の信頼性でしかも日常の迎撃任務に使用するとは正に狂気の産物としか思えない。結果はやはり散々で、パイロットは被弾による戦死よりも事故死する方がよほど多かった。ロケット推進による高速のおかげで撃墜はされないが、ほんの些細なトラブルでも大爆発し、周囲の物を木っ端微塵に吹き飛ばした。パイロットのみならず、地上整備員まで命がけというはた迷惑な機体である。
それでもパフォーマンスとしては十分過ぎるほど派手で、連合軍はその配備基地周辺を飛行しなくなったという。
ゲームではさすがにそういったトラブルは再現されていないので安心して使えるが、燃料は34(ロケットモーターの稼働時間わずか8分というのを考えるとそれでも多いか?)と極端に少ないので、その運用はなかなか難しい。
しかし極貧財政の末期ドイツ軍にあって生産価格1500と非常にリーズナブルで、なおかつ「贅沢品」のMe262に匹敵する性能を持っており、かつ新規生産が可能というのは魅力的だ。
特に速度17と攻撃優先度8はMe262をも上回っており、使い方次第では非常に有用な航空戦力として期待できる。これがエントリーされる頃はもう防戦一方だと思うので、史実同様基地周辺の迎撃に限定すれば、大活躍も夢ではない。
元祖「赤い彗星」ウォルフガング・シュペーテ少佐(ロケット戦闘機隊JG400の司令官であり70以上の撃墜記録を持つエース)の真っ赤に塗装されたこの"コメート"は殊に有名である。
なお、Me163Cに改良しようと改良画面を選択するとゲームが止まるので注意!

新規生産可能
Me163Bより改良可能(事実上不可)
Lv1
移動
速度
燃料
索敵
防御
空防
地防
開発年月日
開発費用
生産価格
航空 17 43 3 対空 80 30 1945.04 1500 1500
武器名
対空
対甲
対人
対艦
対潜
空回
地回
射程
命中
価格
装1
装2
装3
装4
30mm機関砲 140 15 30 8 0 1 2 1 8 5 5 0 0 0
改良先
タイプ
改良可能時期
改良費用
Me263 FD 1945.06 750
Me163Bの胴体を延長して燃料を増やし、ロケットモーターの推力を増したのがこの機体。
燃料が34から43、対空攻撃力が120から140へと順当にパワーアップしているが、Me163Bからの改良はデータの不具合のため事実上できない。よって必然的に新規生産ということになるのだが、戦闘・性能・改良画面など、とにかく機体画像が表示される画面になるとゲームが止まるのだ。これは非常にマズイ。
性能的にはなかなかいい物を持っているのだが、新規生産でなおかつ戦闘をFASTにしている人にしか使えないのは辛いところ。

新規生産可能
Lv1
移動
速度
燃料
索敵
防御
空防
地防
開発年月日
開発費用
生産価格
航空 18 18 2 対空 65 40 1945.05 5000 1500
武器名
対空
対甲
対人
対艦
対潜
空回
地回
射程
命中
価格
装1
装2
装3
装4
対空ロケット 180 0 0 0 0 2 0 1 9 20 2 0 0 0
大戦末期の「簡易ロケット戦闘機競争試作」なるプロジェクトで選考に残ったのが、このバッフェムBa349"ナッター"。機体は木製で、ロケットモーターに翼と武装とコクピットを付けただけのような簡易な仕様。垂直発射で地上から無線誘導されて(加速Gが大きすぎて自力で操縦できない為)敵爆撃機編隊に接近し、機首に付いた"フェーン"73mmロケット×24発またはR4M"オルカン"55mmロケット×34発を「編隊に向かって」一斉発射してパラシュートで脱出と、正にヤケクソの一撃必殺、人間ロケット花火状態である。
最初の飛行(発射)テストでは飛行に失敗した本機だが、一説には10機程が実戦配備されたという記録もある。
速度18、燃料18、対空攻撃力180、攻撃優先9と、ゲームの方でもその無茶苦茶な性能がよく再現されている。元々使い捨ての機体なので攻撃を加えたその後の事は全く考えられていないが、ここまで来ると是非1機は作ってみたいもの。もっとも、使い捨てと考えると1500の生産費用はネックになるかも知れないが。
長期的な視点で冷静に見るとやはりMe163/263の方が上だろう。

新規生産可能
Me163Cより改良可能
Lv1
移動
速度
燃料
索敵
防御
空防
地防
開発年月日
開発費用
生産価格
航空 17 51 3 対空 90 30 1945.06 2000 1500
武器名
対空
対甲
対人
対艦
対潜
空回
地回
射程
命中
価格
装1
装2
装3
装4
30mm機関砲 140 15 30 8 0 1 2 1 8 5 5 0 0 0
多大なる犠牲にも関わらず、ロケット戦闘機の後継機の研究はなおも続いた。当初Me163Dの名称で開発されていた本機は途中でユンカース社に移管される等紆余曲折の末、ようやく試作機の完成にまで至る。その結果更なる胴体改修と搭載燃料の増加が施され、そして何よりようやく車輪が付いたが、実戦参加の記録はない。
ロケット戦闘機も三代目になり、遂に空防御は90とMe262を超えた。燃料も51、機関砲の弾数5とそこそこ実用的になり、かつお値段据え置き。こうなるともう主力として十分という気がしないでもないが、開発時期は戦後の45年6月・・・そもそも普通にキャンペーンを進めている人はエントリー自体されないだろう。ただしその他の事情でエントリーされた場合は、使う価値はある。