従来火砲よりも命中精度は悪いが、その連続発射能力で広域制圧に威力を発揮したロケット砲。しかしその発射時の噴煙は凄まじく、射程が比較的短い事もあり容易に敵に発見されて反撃を受けることもしばしばあった。
そこでロケット砲を自走車両化し発射後に迅速に移動することで、ロケット砲兵に防御力、機動力を与える事となった。
改良のみ
SdKfz251より改良可能
Lv1
移動
速度
燃料
索敵
防御
空防
地防
開発年月日
開発費用
生産価格
半装軌 6 55 1 対甲 0 8 1942.05 改良のみ 300
搭載
能力
歩兵 牽引砲 装甲車/軽戦車
輸送車/補給車/工作車
その他
地上車両
艦載機 グライダー
による搭載
輸送車両
歩兵/牽引砲
1 1 0 0 0 不可
武器名
対空
対甲
対人
対艦
対潜
空回
地回
射程
命中
価格
装1
装2
装3
装4
ロケット砲 0 45 75 5 0 0 2 2 50 8 1 0 0 0
7.92mmMG 5 3 18 0 0 1 2 1 2 2 3 0 0 0
広く使用されていた装甲兵員輸送車SdKfz251/1にロケット弾を装備したもの。このロケット弾は発射用のランチャーは必要なく、木または鉄製の輸送用の枠がそのまま発射装置となるため、この枠ごとSdKfz251/1の車体両側に装着された。
射程は短かったがその威力は凄まじく、兵士からは「グランド・シュツーカ」とも呼ばれた。
ゲームでも射程が短いため活躍の機会はあまりないが、空輸ができない以外は改良元であるSdKfz251/1と全く同じで、従来通り兵員や牽引砲の輸送も出来るのでそこそこ使えるユニットとなっている。

生産可
Lv2
移動
速度
燃料
索敵
防御
空防
地防
開発年月日
開発費用
生産価格
半装軌 5 38 1 対甲 6 5 1943.06 3500 700
武器名
対空
対甲
対人
対艦
対潜
空回
地回
射程
命中
価格
装1
装2
装3
装4
ロケット砲 0 40 60 5 0 0 2 3 50 8 3 0 0 0
ソ連軍のカチューシャ・ロケットに相当する本格的自走ロケット車両で、オペル製3tハーフトラックに装甲を施し、360°旋回可能な15cm10連装ロケット砲を搭載したもの。その連続発射による火力は凄まじく、広域制圧に威力を発揮した。
PC版のアドバンスド系列では驚異的な破壊力を誇るこの車両だが、MD版ではその連続発射能力を考慮されていないのか、肝心の攻撃力はそれほど高くない。また射程の短さも災いして使い勝手はいいとは言えない。
あえて貴重なユニット数を割く価値があるかどうかは疑問。


ロケット砲については主にドイツとソ連が地上戦において多用したが、どちらが先に使用し始めたのかは定かではない。牽引ロケット砲は牽引式の間接攻撃用火砲だが、理論的には発射時の反動がないため従来火砲のような頑丈で重い閉鎖器や駐退器が必要なく、非常に軽量で構造も単純なのが特徴。
射程距離や命中精度では従来の火砲に及ばないが、その破壊力や連続発射能力は非常に高い。
ゲームではその破壊力はそれほど反映されておらず、射程や命中精度といった欠点ばかりが目立つので、作ったところで大した活躍は望めない。
生産可
Lv1
移動
速度
燃料
索敵
防御
空防
地防
開発年月日
開発費用
生産価格
牽引 1 40 1 対人 0 10 1941.09 2000 300
武器名
対空
対甲
対人
対艦
対潜
空回
地回
射程
命中
価格
装1
装2
装3
装4
150mmロケット 0 55 80 5 0 0 2 3 50 6 7 0 0 0
ライフル 0 1 10 0 0 0 2 1 1 1 4 0 0 0
41年頃から実戦配備されたロケット砲。その弾片による破壊効果は非常に高く、主に広範囲制圧や阻止砲火に使用された。
ゲームではその射程の短さから非常に扱いづらく、しかも移動に大きな制約のある牽引砲という事もありほとんど活躍の場は無い。PC版のような強烈な破壊力があるならまだ使い様もあるのだが・・・。

Lv2
移動
速度
燃料
索敵
防御
空防
地防
開発年月日
開発費用
生産価格
牽引 1 40 1 対人 0 10 1943.07 3000 350
武器名
対空
対甲
対人
対艦
対潜
空回
地回
射程
命中
価格
装1
装2
装3
装4
210mmロケット 0 65 90 10 0 0 2 3 50 9 4 0 0 0
150mmロケット 0 55 80 5 0 0 2 3 50 8 0 6 0 0
ライフル 0 1 10 0 0 0 2 1 1 1 4 0 0 0
43年頃から配備された新型のロケット砲。砲身自体は21cmの5連装だが、アダプターを付ける事で従来の15cmロケットも使用可能だった。
ゲーム中は150mmNW41と同様、射程の短さと命中精度の悪さが目立ち、とてもお勧めできるユニットではない。


師団レベルでの防空任務というよりは、主に爆撃機に対する都市の防衛が主任務だった大口径の牽引高射砲だが、ロンメルにより対戦車砲として運用される事で一躍有名になった。
ゲームでは地上部隊にとって厄介な敵航空機を無傷で攻撃出来るユニットとして、無くてはならない存在になっている。ただ、誤射で味方に当たると目も当てられないので注意。
生産可
Lv1
移動
速度
燃料
索敵
防御
空防
地防
開発年月日
開発費用
生産価格
牽引 1 40 1 対人 0 10 1936.01 5000 500
武器名
対空
対甲
対人
対艦
対潜
空回
地回
射程
命中
価格
装1
装2
装3
装4
88mm砲L54 50 0 0 0 0 1 0 5 60 12 7 3 0 0
88mm砲L54 0 90 80 10 0 0 1 1 11 11 3 7 0 0
ライフル 0 1 10 0 0 0 2 1 1 1 4 4 0 0
高射砲部隊の主力として広く配備された砲で、ティーガーの主砲にもなっている。対空のみならず、対戦車砲としても非常に高性能だった事は広く知られる通りである。
ゲーム中でも対空、対地に活躍し、牽引砲ながら対空射程も長く扱い易い。命中精度もまずまずで、作っておいて損はないだろう。

Lv2
移動
速度
燃料
索敵
防御
空防
地防
開発年月日
開発費用
生産価格
牽引 1 40 1 対人 0 10 1943.01 6000 700
武器名
対空
対甲
対人
対艦
対潜
空回
地回
射程
命中
価格
装1
装2
装3
装4
88mm砲L74 50 0 0 0 0 1 0 6 70 13 7 3 0 0
88mm砲L74 0 125 80 20 0 0 1 1 12 12 3 7 0 0
ライフル 0 1 10 0 0 0 2 1 1 1 4 4 0 0
射程距離の延長と対戦車攻撃能力の向上を目的として41年に開発されたもの。従来のものより砲身が延長され、全高が低くなり被発見率を抑える事に成功している。
ゲームでは何と言っても射程が1長くなっているのが大きい。これだけでも相当に使い勝手が良くなるので、迷わず進化させていいだろう。また対甲攻撃力も非常に高くなっているので、対戦車砲としての性能も優秀。



生産可
Lv1
移動
速度
燃料
索敵
防御
空防
地防
開発年月日
開発費用
生産価格
装軌基 4 60 1 対人 0 10 1938.12 2000 200
武器名
対空
対甲
対人
対艦
対潜
空回
地回
射程
命中
価格
装1
装2
装3
装4
資材 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 3 0 0 0
ライフル 0 1 10 0 0 0 2 1 1 1 4 0 0 0
直接戦闘では何の役にも立たない工作車だが、経済的な側面から見ると無くてはならない存在になっている。
鉄道や道路の敷設、陣地構築などいろいろ使い道は広いが、何と言っても爆撃で破壊された都市の修復や耐久度の増加は重要。もはやキャンペーンを進めていく上で必須なので、必ず部隊に3〜4ユニットは入れておきたい。



生産可
Lv1
移動
速度
燃料
索敵
防御
空防
地防
開発年月日
開発費用
生産価格
鉄道E 10 150 1 対甲 0 10 1938.12 0 1000
搭載
能力
歩兵 牽引砲 装甲車/軽戦車
輸送車/補給車/工作車
その他
地上車両
艦載機 グライダー
による搭載
輸送車両
歩兵/牽引砲
4 4 4 4 0 不可
今も昔も迅速な部隊展開には欠かすことの出来ない鉄道。またその他の輸送部隊では手におえない重量物の運搬にもしばしば用いられた。
ゲームでももちろん兵站面での重要な存在になっており、線路の敷設されたマップであれば必ず2〜3部隊は用意したいところ。特に大戦末期の重戦車を運用するにあたっては列車での輸送が鍵になると言っても過言ではない。
反面で満載状態で敵の攻撃を受けると致命傷になりかねないので、くれぐれも慎重な運用を心がけたい。



生産可
Lv1
移動
速度
燃料
索敵
防御
空防
地防
開発年月日
開発費用
生産価格
装輪路 3 40 2 対甲 0 10 1944.07 9000 5000
武器名
対空
対甲
対人
対艦
対潜
空回
地回
射程
命中
価格
装1
装2
装3
装4
V-2ロケット 0 0 0 0 0 0 1 10 80 250 1 0 0 0
ヴァルター・ドルンベルガー大尉やヴェルナー・フォン・ブラウン博士の手による史上初の戦略ミサイルで、本国ではA-4と呼ばれた。現代のICBMの始祖とも言えるこのミサイルだが、オートジャイロとその他の機械部品の組み合わせによる誘導装置は驚異的で、電子装置を持たないながら高い命中精度を誇る。また目標への突入速度はマッハ4にも達し、迎撃などはまず不可能であった。
V-1と違い固定の基地からの発射ではなく移動用台座をそのまま発射台にするなど、空爆の激化などの事情があるとは言え非常に先進的な運用思想が伺える。
ゲームでは爆撃可能な長射程砲といった扱いで、その射程は非常に長い。そして特筆すべき点として、ユニットが存在するヘックスに対しての爆撃が可能という事がある。爆撃能力も非常に高く、耐久度最大の都市でも一撃で廃墟にするほどなので、敵の補給拠点を壊滅させて物資切れに追い込んだり、敵の軍事費を干上がらせるには最適のユニット。
例によって登場は大戦末期だが、使いこなせば連合軍の膨大な戦力を削ぎ落とすのに威力を発揮する。